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妄想日記3「秘密」(超ショート)

2016年03月04日
死にたかったのに…。
生きていてもしんどいことだらけで、楽しいことはひとつもない。
死のうと某踏切に入り、しゃがんでいた。
すると、踏切待ちの車の助手席から降りてきた40代の女性が、
わたしを引きずり、助けた。
しかし、女性は電車に轢かれ亡くなってしまった。
まさか、自殺しようとしていたとは言えない。
気分が悪くなり、しゃがみこんでしまったと、嘘をついた。
本当のことは、あの方の名誉のためにこの胸にしまい、
生きてゆこう。

*妄想日記は、フィクションです。

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妄想日記2「1985.8.12」(超ショート)

2016年01月25日
1985.8.12

あれ?
中埜(なかの)さんが…。
TVでしか見たことのない歌手の九ちゃん(坂本九)が…。
ここは?
ドキドキ。
トーイングカーが離され、ジャンボ機は羽田の離陸滑走
開始地点へ。
あ、あ、あ、あ、あ。
ギャー。
幻想から我にかえった。
…。
知らないんですか?日航ジャンボ機事故の犠牲者、
本当はもう一人多くいたことを。


*早朝、まだ真っ暗な中、父が運転する車で、西宮市の
中埜さん宅へ息子さんを迎えに行った。そのときに玄関先
に出てこられた姿を憶えている。新淀川にある釣り船用の
貧弱な桟橋から、大阪湾での鯖釣りに行った。父は、船酔い
には無縁なようだったが、二人船酔いで、釣りどころでは
なかった。
事故に遭うのも運(悪運)なのだろうが、出世も考えものだなぁ
と思ったしだいで。アーメン
(中埜さんは、クリスチャンなので「合掌」とせず、「アーメン」
としました。)

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妄想日記1「Pastvision その1」(超ショート)

2016年01月25日
Pastvision その1

ザーッという音がした。次々と家が燃えていく。
逃げ遅れたひとびとには、神の慈悲もない。
軍人、一般民間人の区別なく、アメリカ軍の
空襲は続く。軍需工場や重要拠点だけ爆弾で、
他所は焼夷弾と完全になめきっている。
B29キラーの紫電改(しでんかい)は、燃料と
パイロットがなく迎撃に飛び立たない。
今は2050年の初春、まもなく桜が咲こうか
という陽気の一日。タイムマシンの発明は
不可能だが、過去の任意の映像の視聴が
可能となった。過去、映画館と称された場所は、
いまや過去画像の見世物小屋と化し生き残って
いる。近未来人には、モラルという言葉はない。


*むかし、星新一さんの小説にはまっていた時期が
ありました。すごく短い作品なので「ショートショート」と
呼ばれ、長い小説が苦手なわたくしに合っていました。
星さんは、ショートショートばかりじゃなく、「人民は弱し
官吏は強し」や「夢魔の標的」などの長編作品もあり
ます。
今回より「妄想日記」と名付け、勝手に「超ショート」と
称して、自己満足の拙いものを載せることにしました。
「そういや、小中高大生の頃、いろんな妄想っぽいことを
想像していたなぁ。妄想小説みたいのを。」
焼夷弾(しょういだん)について…。ケーブルTVのコミュニ
ティチャンネルの番組「映像タイムトラベルセレクション」、
神戸大空襲を取り上げた回に、昨年12月に亡くなった
野坂昭如さんがコメンテーターとして出演されていた。
そのなかで、工場攻撃用の焼夷弾があったことを話されて
いました。初めて知りました。
野坂昭如さんの中の時計は、1945年8月15日で止まって
いるような気がします。わたくしの時計は1995年あたりで
止まっています。しかし、前を見て運転しないとぶつかって
しまいますものねぇ。過去を追っても仕方ありませんもの。

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