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いろいろな想い出 その3

2013年08月20日
駐車場の「圣」表示 (鹿児島)

鹿児島には一応路面電車も含め公共交通機関はありますが、
クルマがないと極めて不便なところです。
このため、繁華街の天文館(てんもんかん)界隈は別として、店舗
には駐車場があります。土地の形状や、設備のでっぱり等で
軽自動車専用のスペースがどうしても出来てしまう。まぁ、これは
鹿児島以外でもあることなので、とりたてて言うことでもない。
しかーし、路面の表示がおもしろい。本来なら「軽」という表示
にするのだが、線の細いところもありなかなか描きづらい。
そこで「軽」という漢字が「車」と「圣」から出来ているので、
「車」を省略し、また描きやすいからか「圣」のみ路面に描く。
鹿児島以外の九州の一部にも、このことはあるらしい。
(薩摩半島(先端に向かって)には指宿枕崎線しかないし、大隅半島
には、志布志から宮崎に向かう線しかない。昔は、鉄道網がもう少し
あったようだが、赤字や自然災害からの復旧断念とかで鉄道がなく
なった。指宿枕崎線も終点の枕崎まで行く列車の本数が少なく、
気を付けないと枕崎から鹿児島中央に戻れなくなる。)
クルマがないと仕事、生活が出来ないし、労働賃金の低い地域でも
あるので、鹿児島の個人所有のクルマのうち任意保険まで加入して
いるのは、半数(50%)しかない。交通事故のさい、相手側が任意
保険に入っているかどうかとても重要なチェック項目になる。


SL時代の名残り洗面所 (JR大阪駅)

鉄道車両が蒸気機関車からディーゼル機関車や、気動車、電車になり、
いわゆる無煙化により顔にすすがついたりとか無くなった。
SL時代には、たいていの駅に、ホームなどに洗面所があった。
不思議なことに、2000年に入ってもしばらくの間、JR大阪駅の南、
改札外、東西方向の通路には国鉄時代からの洗面所があった。
ホームの洗面所がかなり前に無くなっていたのに、なぜ残っていた
のかわからない。大阪駅のミステリーのひとつだ。
鹿児島に居るとき、どこの駅かは忘れたが、ホームに洗面所があり、
とても懐かしい気分になれた。

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いろいろな想い出 その2

2013年08月20日
少しは変化してきたのかな鹿児島

2008年鹿児島で住みはじめた頃、たまにニシムタ谷山店というスーパーで買い物した。
阪神地域で生まれ生活してきた者にとって、家族助け合うのは当たり前で、荷物(買い物)
を男が持つのが普通と思っていた。しかし、なぜか変な視線を感じる。
子ども2、3人づれの夫婦の場合、夫は何も持たず、子どもの手も引かず、妻が荷物
(買い物)を持ち、子どもの手を引いたり抱いたりし駐車場まで移動している姿を多く見た。
ああ、こういうところだから、男が荷物を持つと変な視線を送るのだなとやっとわかった。
鹿児島はやたらと県とか市が、男女共同参画うんぬんを言う。スローガンとして掲げる。
これは、こういうことを言わなければいけない状況だから、みなさん努力して改善
しましょうと同じことだ。阪神地域では、男女共同参画とかはあまり言わない。言うと
したらバカ役人くらいのものだ。
鹿児島でたまに公の場で「おなご」という言葉を放つバカな人もいる。
2010年頃になると、前述の買い物でのようなことは無くなってきて、男が荷物を持って
いても変な目で見られることは無くなった。また、手ぶらで協力しない男も急速に減って
きた。
鹿児島の意識変革の一助になれたかどうかはわからないが、少しは役立ったかなと思って
いる。


干物(ひもの)がほとんどない鹿児島

阪神地域は干物がたやすく手に入る。山陰あたりの一夜干しのカレイは、とても好きだ。
しかし、鹿児島には干物が極めて少ない。なぜかというと、近海でたくさん活きのいい魚が
獲れ、出回るので、あえて干物を作る必要がないためだ。
錦江湾(きんこうわん(鹿児島湾))は、おもしろいところで、湾自体がカルデラそのものだと
いわれている。一部には温水の湧き出しているところもあり、イルカが定住し、養生している。
魚がよく獲れるのも温水も含めた海底の火山性噴出物のせいだろう。
鹿児島に住んでわかったのは、鹿児島は野菜、肉、魚、果物が豊富にある、食材の宝庫だと
言うことだ。知覧後岳(ちらんうしろだけ)のお茶は、味、香り、全般のバランスが良くて、
なかなかいける。
鹿児島の産品は、生産、流通、アピール等うまくすれば日本全国に広まるだろう。
しかし、鹿児島県知事が見ているのは、東京圏と中国の上海あたりでしかないようだ。
「本物。鹿児島県」とかいうポスターとかTVCMがあるが、大阪弁で「何が言いたいんやろ。
本物とか言わんとあかんくらいニセモンが出回ってるんやろか。」とツッコミそうになる。
TVCMも東京圏が主に流れていたんでしょう。
砂むしで有名な指宿(いぶすき)が鹿児島県内にありますが、大阪のノリで行くと、おっさん
ギャグっぽく「好き好き、いぶすき」くらいのキャッチコピーどうでしょう。あへ

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いろいろな想い出 その1

2013年08月20日
学校に行っていた時代、夏休みの終わりが迫ってくるこの時期の
独特な雰囲気は、大人になってからも懐かしく、そしてここ数年の
出来事についても想い出してしまう。
これは自己分析するまでもなく、現状から現実から逃避したいという
感情がもたらすもので、生きていく上であまり好ましくない。
まぁ、自己認識出来ているのでなんとかなるだろう。
NHK総合TVで過去やっていた「プロジェクトX~挑戦者たち~」の
ように、行き詰った現状を忘れたいがため、過去の成功体験に酔い
しれるという番組に似ているかもしれない。


桜島の降灰予報

火山の噴火と縁のない地域に住んでいるものにとって、鹿児島に来て
すぐに驚くのは、天気予報で必ず桜島上空の風の向き(風下の方角と
噴火があれば降灰するであろう地域名)の予報がセットでされている
ことでした。NHK総合TVのデータ放送にもあり、噴火が発表されると
自動で表示されるようにも設定出来ます。
関東、東京あたりでは、いつの日か来るであろう富士山の噴火、火山灰
のことを神経質に捉えていますが、東京の人たちが言うほどのことは
起こりません。(東京のひとたちが)気にされるのでしたら、鹿児島に
視察に行かれて、勉強されるのがよいと思います。
鹿児島でATMが火山灰で壊れたとかも聞きませんし、大量の降灰が
あったときは、灰を掃除する車が走り廻ります。一般家庭に鹿児島市
から克灰袋(こくはいぶくろ)が配布されます。回収場所に灰を詰めた
克灰袋を置いておけば回収されます。
火山灰の影響を考えてか、鹿児島の道路のラインはほとんど反射しません。
タイヤと灰ですぐ磨滅するので、わざとガラスビーズ等の反射材が
入ってないのでしょう。
鹿児島は車の洗車場、洗車機が多いです。そして利用者も多いです。
2011年の秋、鹿児島から富山まで先祖のお墓参りの往き、途中の中国
自動車道のSAで給油したときにボディーの汚れ、火山灰と違うかと
言われ、知ってる人は知ってるんだなと妙に納得しました。
火山灰や、夏季のカメムシの付着対策に、洗濯物は室内干しにして
いました。もちろん早く乾くように、除湿機のフル運転で。
火山灰で嫌なのは、噴火して降灰中に雨が降ってくるときです。灰混じり
の雨がフロントガラスに着くので、頻繁にウォッシャー液を出さないと
いけません。このため、鹿児島の車は、フロントウィンドーがワイパーの
軌跡の向きに傷だらけです。
(鹿児島の人たちは)桜島の噴火は、鹿児島の観光資源のひとつだと諦め
ながら生きていくしかないようです。観光に訪れた外人さんが桜島の噴火、
噴煙を見て「ボルケーノ、ボルケーノ。(Volcano! Volcano!)」とはしゃいで
いますから。


おもしろい施設 タツノオトシゴハウス

鹿児島の開聞岳、別名薩摩富士の少し西にタツノオトシゴを(完全)養殖している
施設がある。養殖中に仕方なく落ちた(死んだ)ものを使ったキーホルダーや
携帯ストラップなどの商品も売っている。もちろん生体も展示してあり、外の
海岸もおもしろい。オープンしたころと、1年ほど経ったころと2回行ったが、
今はそこそこ知られるようになっているようだ。


てげてげ

2008年春から2012年の夏まで鹿児島に居た。鹿児島弁のイントネーションは
なかなか習得は出来ない。一説によると、幕府の隠密(スパイ)が薩摩領内に
入り込んでもすぐにわかるように、独特の言葉になったらしい。
西南戦争で政府軍のスパイとして警察官が入ったが、すぐにバレ、処刑された
そうな。
鹿児島に来て、最初におぼえたのが「てげてげ」という言葉です。NHK Eテレの
「にほんごであそぼう」でも取り上げられていた言葉なので、お楽しみに、
意味はあえてここでは書きません。
年配の方が「どら」、「どらどら」という言葉をよく使うのに、若年層はめったに
使わないなど、薩摩弁というか、鹿児島弁にも世代による違いや変化があるよう
です。
同意の意志を示す「ですです」や、疑問や半分同意を求めての「け」は、よく使
われます。高齢のおじいさん、おばあさんが話す鹿児島弁(古式薩摩弁)は、
他地域から来たものには、まったくわかりません。


鹿児島の島しょ部の特異性

鹿児島県の領域は島しょ部があるので、結構広い。まぁ、薩摩藩があった時代に、
武力を背景に琉球国を実質従属支配していたからだろう。幕府の目が届きにくい
から、琉球国経由で貿易をして藩の力を増し、幕末にはすでに当時の最先端技術の
工場群を持っていた。歴史は横に置き、島によって人の生き様というか、考え方と
いうか、常識が違う。今でこそ大島紬の売れがよくない奄美大島だが、観光や
大島紬の取引で外部からの人の出入りが多くあったためか、鹿児島県内の島々の
中では変ったとこもない、普通である。しかし、徳之島や種子島になると事情が
違ってくる。おおぴらには言わないが、鹿児島市内に住む人たちは、これら二島の
人たちとの問題が起きると、人たちが問題を起こすと「島の人だから…」と言う。
なぜなのかはじめはわからなかったが、島の常識は、きわめて非常識なことが
多いからだ。地域性、文化だからと言い訳出来ないレベルのこともある。
一部適切でない表現があるかもしれませんが…。
「女、子どもは自分(男)の庇護のもとにあるから、悪いようにはしないのであって、
男の言うことは聞くべきである。もし聞かないときは、殴って従わせるのは当たり
前のことだ。」とか「自分が所属するコミュニティ(地域)が発展することはいいこと
で、どんどん協力すべきだ。しかし、隣りや、他のコミュニティ(地域)は発展させ
なくていい。」などがある。
困ったもんだ。

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