fc2ブログ
11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月

旭屋書店のバラック店舗

2018年09月22日
大阪駅の南側一帯は、第二次世界大戦終結後の
どさくさにまぎれて、不法占拠のバラック店舗が
乱立していたらしい。四棟の大阪駅前ビルも
バラック店舗の立ち退き跡に出来た。
山上たつひこさん作、秋田漫画文庫版の喜劇新
思想大系を旭屋書店のバラック店舗で買った
記憶がある。バラックが二棟ほどで書店をなし、
床は歩くとギシギシきしみ、棟と棟の地道の
連絡道には、ぬかるみにはまらないよう、厚め
のベニヤ板が敷かれていた。
現在大阪マルビルが建っているあたりに、旭屋
書店も含め数店のバラックが取り壊し末期まで
残っていた。
旭屋書店は、曽根崎警察署の南方に移転し、
永らく大阪本店として営業していた。
大阪駅前ビル建築にあたって、不法占拠の
バラック街を立ち退かせるのに、大阪市は
立ち退き料を支払ったというからあきれる。

話しは、場所が少し変わるが、大阪ミナミの
法善寺横丁が過去に何回か火事をおこしている。
通路も狭く、普通なら狭い通路のままでは再建
出来ないのに、無理やり法の特例適用で再建
されてしまった。
先ほどの梅田のバラックと同じように、時代
は少し異なるが、法善寺境内にどさくさに
まぎれて出来たのが法善寺横丁になる。

いつの時代も、ゴネ得を決め込むヤカラは
いる。


※大阪駅前ビルを建てるにあたって、立ち
退き料の支払いはありましたが、旭屋書店
のバラック店舗は大阪駅前ビルとは離れた
場所になるので、立ち退きにあたっては、
どうだったのかわかりません。
スポンサーサイト



地域ネタ | コメント(0) | トラックバック(0)
コメント

管理者のみに表示