いろいろな想い出 その1
2013年08月20日
学校に行っていた時代、夏休みの終わりが迫ってくるこの時期の
独特な雰囲気は、大人になってからも懐かしく、そしてここ数年の
出来事についても想い出してしまう。
これは自己分析するまでもなく、現状から現実から逃避したいという
感情がもたらすもので、生きていく上であまり好ましくない。
まぁ、自己認識出来ているのでなんとかなるだろう。
NHK総合TVで過去やっていた「プロジェクトX~挑戦者たち~」の
ように、行き詰った現状を忘れたいがため、過去の成功体験に酔い
しれるという番組に似ているかもしれない。
桜島の降灰予報
火山の噴火と縁のない地域に住んでいるものにとって、鹿児島に来て
すぐに驚くのは、天気予報で必ず桜島上空の風の向き(風下の方角と
噴火があれば降灰するであろう地域名)の予報がセットでされている
ことでした。NHK総合TVのデータ放送にもあり、噴火が発表されると
自動で表示されるようにも設定出来ます。
関東、東京あたりでは、いつの日か来るであろう富士山の噴火、火山灰
のことを神経質に捉えていますが、東京の人たちが言うほどのことは
起こりません。(東京のひとたちが)気にされるのでしたら、鹿児島に
視察に行かれて、勉強されるのがよいと思います。
鹿児島でATMが火山灰で壊れたとかも聞きませんし、大量の降灰が
あったときは、灰を掃除する車が走り廻ります。一般家庭に鹿児島市
から克灰袋(こくはいぶくろ)が配布されます。回収場所に灰を詰めた
克灰袋を置いておけば回収されます。
火山灰の影響を考えてか、鹿児島の道路のラインはほとんど反射しません。
タイヤと灰ですぐ磨滅するので、わざとガラスビーズ等の反射材が
入ってないのでしょう。
鹿児島は車の洗車場、洗車機が多いです。そして利用者も多いです。
2011年の秋、鹿児島から富山まで先祖のお墓参りの往き、途中の中国
自動車道のSAで給油したときにボディーの汚れ、火山灰と違うかと
言われ、知ってる人は知ってるんだなと妙に納得しました。
火山灰や、夏季のカメムシの付着対策に、洗濯物は室内干しにして
いました。もちろん早く乾くように、除湿機のフル運転で。
火山灰で嫌なのは、噴火して降灰中に雨が降ってくるときです。灰混じり
の雨がフロントガラスに着くので、頻繁にウォッシャー液を出さないと
いけません。このため、鹿児島の車は、フロントウィンドーがワイパーの
軌跡の向きに傷だらけです。
(鹿児島の人たちは)桜島の噴火は、鹿児島の観光資源のひとつだと諦め
ながら生きていくしかないようです。観光に訪れた外人さんが桜島の噴火、
噴煙を見て「ボルケーノ、ボルケーノ。(Volcano! Volcano!)」とはしゃいで
いますから。
おもしろい施設 タツノオトシゴハウス
鹿児島の開聞岳、別名薩摩富士の少し西にタツノオトシゴを(完全)養殖している
施設がある。養殖中に仕方なく落ちた(死んだ)ものを使ったキーホルダーや
携帯ストラップなどの商品も売っている。もちろん生体も展示してあり、外の
海岸もおもしろい。オープンしたころと、1年ほど経ったころと2回行ったが、
今はそこそこ知られるようになっているようだ。
てげてげ
2008年春から2012年の夏まで鹿児島に居た。鹿児島弁のイントネーションは
なかなか習得は出来ない。一説によると、幕府の隠密(スパイ)が薩摩領内に
入り込んでもすぐにわかるように、独特の言葉になったらしい。
西南戦争で政府軍のスパイとして警察官が入ったが、すぐにバレ、処刑された
そうな。
鹿児島に来て、最初におぼえたのが「てげてげ」という言葉です。NHK Eテレの
「にほんごであそぼう」でも取り上げられていた言葉なので、お楽しみに、
意味はあえてここでは書きません。
年配の方が「どら」、「どらどら」という言葉をよく使うのに、若年層はめったに
使わないなど、薩摩弁というか、鹿児島弁にも世代による違いや変化があるよう
です。
同意の意志を示す「ですです」や、疑問や半分同意を求めての「け」は、よく使
われます。高齢のおじいさん、おばあさんが話す鹿児島弁(古式薩摩弁)は、
他地域から来たものには、まったくわかりません。
鹿児島の島しょ部の特異性
鹿児島県の領域は島しょ部があるので、結構広い。まぁ、薩摩藩があった時代に、
武力を背景に琉球国を実質従属支配していたからだろう。幕府の目が届きにくい
から、琉球国経由で貿易をして藩の力を増し、幕末にはすでに当時の最先端技術の
工場群を持っていた。歴史は横に置き、島によって人の生き様というか、考え方と
いうか、常識が違う。今でこそ大島紬の売れがよくない奄美大島だが、観光や
大島紬の取引で外部からの人の出入りが多くあったためか、鹿児島県内の島々の
中では変ったとこもない、普通である。しかし、徳之島や種子島になると事情が
違ってくる。おおぴらには言わないが、鹿児島市内に住む人たちは、これら二島の
人たちとの問題が起きると、人たちが問題を起こすと「島の人だから…」と言う。
なぜなのかはじめはわからなかったが、島の常識は、きわめて非常識なことが
多いからだ。地域性、文化だからと言い訳出来ないレベルのこともある。
一部適切でない表現があるかもしれませんが…。
「女、子どもは自分(男)の庇護のもとにあるから、悪いようにはしないのであって、
男の言うことは聞くべきである。もし聞かないときは、殴って従わせるのは当たり
前のことだ。」とか「自分が所属するコミュニティ(地域)が発展することはいいこと
で、どんどん協力すべきだ。しかし、隣りや、他のコミュニティ(地域)は発展させ
なくていい。」などがある。
困ったもんだ。
独特な雰囲気は、大人になってからも懐かしく、そしてここ数年の
出来事についても想い出してしまう。
これは自己分析するまでもなく、現状から現実から逃避したいという
感情がもたらすもので、生きていく上であまり好ましくない。
まぁ、自己認識出来ているのでなんとかなるだろう。
NHK総合TVで過去やっていた「プロジェクトX~挑戦者たち~」の
ように、行き詰った現状を忘れたいがため、過去の成功体験に酔い
しれるという番組に似ているかもしれない。
桜島の降灰予報
火山の噴火と縁のない地域に住んでいるものにとって、鹿児島に来て
すぐに驚くのは、天気予報で必ず桜島上空の風の向き(風下の方角と
噴火があれば降灰するであろう地域名)の予報がセットでされている
ことでした。NHK総合TVのデータ放送にもあり、噴火が発表されると
自動で表示されるようにも設定出来ます。
関東、東京あたりでは、いつの日か来るであろう富士山の噴火、火山灰
のことを神経質に捉えていますが、東京の人たちが言うほどのことは
起こりません。(東京のひとたちが)気にされるのでしたら、鹿児島に
視察に行かれて、勉強されるのがよいと思います。
鹿児島でATMが火山灰で壊れたとかも聞きませんし、大量の降灰が
あったときは、灰を掃除する車が走り廻ります。一般家庭に鹿児島市
から克灰袋(こくはいぶくろ)が配布されます。回収場所に灰を詰めた
克灰袋を置いておけば回収されます。
火山灰の影響を考えてか、鹿児島の道路のラインはほとんど反射しません。
タイヤと灰ですぐ磨滅するので、わざとガラスビーズ等の反射材が
入ってないのでしょう。
鹿児島は車の洗車場、洗車機が多いです。そして利用者も多いです。
2011年の秋、鹿児島から富山まで先祖のお墓参りの往き、途中の中国
自動車道のSAで給油したときにボディーの汚れ、火山灰と違うかと
言われ、知ってる人は知ってるんだなと妙に納得しました。
火山灰や、夏季のカメムシの付着対策に、洗濯物は室内干しにして
いました。もちろん早く乾くように、除湿機のフル運転で。
火山灰で嫌なのは、噴火して降灰中に雨が降ってくるときです。灰混じり
の雨がフロントガラスに着くので、頻繁にウォッシャー液を出さないと
いけません。このため、鹿児島の車は、フロントウィンドーがワイパーの
軌跡の向きに傷だらけです。
(鹿児島の人たちは)桜島の噴火は、鹿児島の観光資源のひとつだと諦め
ながら生きていくしかないようです。観光に訪れた外人さんが桜島の噴火、
噴煙を見て「ボルケーノ、ボルケーノ。(Volcano! Volcano!)」とはしゃいで
いますから。
おもしろい施設 タツノオトシゴハウス
鹿児島の開聞岳、別名薩摩富士の少し西にタツノオトシゴを(完全)養殖している
施設がある。養殖中に仕方なく落ちた(死んだ)ものを使ったキーホルダーや
携帯ストラップなどの商品も売っている。もちろん生体も展示してあり、外の
海岸もおもしろい。オープンしたころと、1年ほど経ったころと2回行ったが、
今はそこそこ知られるようになっているようだ。
てげてげ
2008年春から2012年の夏まで鹿児島に居た。鹿児島弁のイントネーションは
なかなか習得は出来ない。一説によると、幕府の隠密(スパイ)が薩摩領内に
入り込んでもすぐにわかるように、独特の言葉になったらしい。
西南戦争で政府軍のスパイとして警察官が入ったが、すぐにバレ、処刑された
そうな。
鹿児島に来て、最初におぼえたのが「てげてげ」という言葉です。NHK Eテレの
「にほんごであそぼう」でも取り上げられていた言葉なので、お楽しみに、
意味はあえてここでは書きません。
年配の方が「どら」、「どらどら」という言葉をよく使うのに、若年層はめったに
使わないなど、薩摩弁というか、鹿児島弁にも世代による違いや変化があるよう
です。
同意の意志を示す「ですです」や、疑問や半分同意を求めての「け」は、よく使
われます。高齢のおじいさん、おばあさんが話す鹿児島弁(古式薩摩弁)は、
他地域から来たものには、まったくわかりません。
鹿児島の島しょ部の特異性
鹿児島県の領域は島しょ部があるので、結構広い。まぁ、薩摩藩があった時代に、
武力を背景に琉球国を実質従属支配していたからだろう。幕府の目が届きにくい
から、琉球国経由で貿易をして藩の力を増し、幕末にはすでに当時の最先端技術の
工場群を持っていた。歴史は横に置き、島によって人の生き様というか、考え方と
いうか、常識が違う。今でこそ大島紬の売れがよくない奄美大島だが、観光や
大島紬の取引で外部からの人の出入りが多くあったためか、鹿児島県内の島々の
中では変ったとこもない、普通である。しかし、徳之島や種子島になると事情が
違ってくる。おおぴらには言わないが、鹿児島市内に住む人たちは、これら二島の
人たちとの問題が起きると、人たちが問題を起こすと「島の人だから…」と言う。
なぜなのかはじめはわからなかったが、島の常識は、きわめて非常識なことが
多いからだ。地域性、文化だからと言い訳出来ないレベルのこともある。
一部適切でない表現があるかもしれませんが…。
「女、子どもは自分(男)の庇護のもとにあるから、悪いようにはしないのであって、
男の言うことは聞くべきである。もし聞かないときは、殴って従わせるのは当たり
前のことだ。」とか「自分が所属するコミュニティ(地域)が発展することはいいこと
で、どんどん協力すべきだ。しかし、隣りや、他のコミュニティ(地域)は発展させ
なくていい。」などがある。
困ったもんだ。
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