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NtfsDisableLastAccessUpdate の設定変更でSSDやHDDのアクセス頻度を下げる

2021年01月14日
NTFS(NT File System)のHDD(Hard Disk Drive)
やSSD(Solid State Drive)で、ファイルの
最終アクセス日時の更新をしない。

(ファイルの最終アクセス日時の更新を止め、
SSDやHDDのアクセス頻度を下げる。)


- - - はじめに - - -

Windows XP 使いの時代には、
レジストリ項目「NtfsDisableLastAccessUpdate」を
弄り、HDDのアクセス頻度を下げていた。
しかし、今 Windows 10 使いになって弄るのを
忘れていた。

Windows 10 のバージョンによってレジストリ項目・
値が異なります。(以前は「Dword値:1」でいけた。)

現在、直接レジストリを弄るより、コマンドで設定の
確認、変更をする方がよいようです。


- - - 操作手順 - - -

1.「スタート」、「Windows システム ツール」、
「コマンド プロンプト」を右クリック、
「管理者として実行」をクリックで
「管理者: コマンド プロンプト」を立ち上げます。

2.「fsutil behavior query disableLastAccess」の
実行で、現状を表示させます。

3.「DisableLastAccess = 1 (ユーザー管理、有効)」
になっていればここで操作終了です。
(「コマンド プロンプト」を閉じる。)

4.なっていないときは、
「fsutil behavior set disableLastAccess 1」の
実行で、設定を変更します。
「DisableLastAccess = 1 (ユーザー管理、有効)」の
表示が出ます。
「コマンド プロンプト」を閉じ、PCを再起動します。


- - - あらかじめバッチファイルを作ってから操作 - - -

1.メモ帳等で次の内容でバッチファイルを作ります。

DisableLastAccess_1.bat
(CRLF)(ANSI)
------------------------------
@ECHO OFF
ECHO =======================
ECHO  ファイルの最終アクセス日時の更新を止め、
ECHO  SSDやHDDのアクセス頻度を下げる。
ECHO  「fsutil behavior set disableLastAccess 1」
ECHO  を実行します。(必ず管理者で実行)
ECHO =======================
ECHO.
fsutil behavior set disableLastAccess 1
ECHO.
ECHO 「DisableLastAccess」を
ECHO 「1 (ユーザー管理、有効)」に設定しました。
ECHO.
ECHO PCを再起動すると設定内容が反映されます。
ECHO.
ECHO どれかキーを押すと閉じます。
ECHO.
PAUSE
EXIT

------------------------------

2.作ったバッチファイル「DisableLastAccess_1.bat」
を右クリック、「管理者として実行(A)」をクリックして
実行します。

3.どれかキーを押し、終了します。

4.設定内容が反映されるよう、PCを再起動してください。

*バッチファイルを作るのも面倒ってときは、
MEGAクラウドストレージに「DisableLastAccess_1.bat」を
ZIP圧縮ファイルにしたもの(「DisableLastAccess_1.zip」)を
ダウンロード出来るようにしました。
Internet Explorer 以外のブラウザを使い、
紺色のリンクからMEGAクラウドストレージのページを開き、
ダウンロードしてください。ZIPファイルを解凍(展開)すると
「DisableLastAccess_1.bat」があります。

DisableLastAccess_1.zip - MEGAクラウドストレージ


- - - 設定いろいろ - - -

確認:
「fsutil behavior query disableLastAccess」

「0 (ユーザー管理、無効)」に設定:
「fsutil behavior set disableLastAccess 0」
(最終アクセス日時の更新をする。)

「1 (ユーザー管理、有効)」に設定:
「fsutil behavior set disableLastAccess 1」
(最終アクセス日時の更新をしない。)

「2 (システム管理、無効)」に設定:
「fsutil behavior set disableLastAccess 2」
(最終アクセス日時の更新をする。)

「3 (システム管理、有効)」に設定:
「fsutil behavior set disableLastAccess 3」
(最終アクセス日時の更新をしない。)
*PCの再起動後、「2 (システム管理、無効)」に
勝手に変更されてしまいます。

(Windows 10 Home 20H2 で確認)
「1 (ユーザー管理、有効)」の方の設定を
おすすめします。



- - - コマンド実行例 - - -

--------------------------------------------------
Microsoft Windows [Version 10.0.19042.746]
(c) 2020 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\WINDOWS\system32>fsutil behavior set disableLastAccess 0
DisableLastAccess = 0 (ユーザー管理、無効)

C:\WINDOWS\system32>fsutil behavior query disableLastAccess
DisableLastAccess = 0 (ユーザー管理、無効)

C:\WINDOWS\system32>fsutil behavior set disableLastAccess 1
DisableLastAccess = 1 (ユーザー管理、有効)

C:\WINDOWS\system32>fsutil behavior query disableLastAccess
DisableLastAccess = 1 (ユーザー管理、有効)

C:\WINDOWS\system32>fsutil behavior set disableLastAccess 2
DisableLastAccess = 2 (システム管理、無効)

C:\WINDOWS\system32>fsutil behavior query disableLastAccess
DisableLastAccess = 2 (システム管理、無効)

C:\WINDOWS\system32>fsutil behavior set disableLastAccess 3
DisableLastAccess = 3 (システム管理、有効)

C:\WINDOWS\system32>fsutil behavior query disableLastAccess
DisableLastAccess = 3 (システム管理、有効)

C:\WINDOWS\system32>
--------------------------------------------------


- - - レジストリ (参考) - - -
(どちらかというと、コマンドでの設定、
確認の方をおすすめします。)

NtfsDisableLastAccessUpdate_80000001.reg
(CRLF)(UTF-16 LE)
--------------------------------------------------
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem]
"NtfsDisableLastAccessUpdate"=dword:80000001

; NTFS(NT File System)のHDD(Hard Disk Drive)
; やSSD(Solid State Drive)で、ファイルの
; 最終アクセス日時の更新をしない。

; *HDDやSSDのアクセス頻度を下げるため、
; この設定を推奨します。

; Windows 10 のバージョンによってレジストリ項目・
; 値が異なります。
; どちらかというと、コマンドでの設定、確認の方を
; おすすめします。

; 確認:「fsutil behavior query disableLastAccess」
; 「1(ユーザー管理、有効)」に設定:
; 「fsutil behavior set disableLastAccess 1」

--------------------------------------------------


- - - 更新履歴 - - -

*2021年1月15日(金)
「あらかじめバッチファイルを作ってから操作」
の項目を追加しました。
「はじめに」の項目の前に
「(ファイルの最終アクセス日時の更新を止め、
SSDやHDDのアクセス頻度を下げる。)」を追記
しました。
MEGAクラウドストレージからバッチファイル
格納ZIPファイルをダウンロード出来る旨
追記しました。

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