個人事業

インターネットの世界は、リアルな世界(＝娑婆(しゃば))と
同じで、清濁併せ持っている。
大阪梅田の地下街、東の末端に泉の広場がある。
昔は、地下街ながら立派な噴水があった。維持管理が
大変なのと、老朽化で噴水は廃止、撤去され今はない。
(噴水はなくなったが、広場はリニューアルし、ある。)
ここは、個人営業、個人事業売春婦が客待ちを
していてある意味有名な場所だ。年増の方が多い。金銭的に
困窮になりつつある素人上がりもいる。こういった所だから
ヤクザが用心棒代を稼ごうとしたり、警察が取り締まりで、
引っ張る。
だいたいラブホがそんなに遠くないとこるが、誘導、客引き
の現場になる。天王寺も地下街の北のはずれあたりにも居る。

インターネットではどうだろう。以前はアダルトサイト、出会い系、
２ショットチャットサイトが沢山あったが、ある運営者が見せしめ的に
警察に逮捕、起訴された。珍しく運営者が勝った。
このことがあってから、急激にサイトの数は減った。
今は、２ショットチャットであっても、簡単に覗けるのとか、
メンバー登録しないと利用できないとか色々ある。
「ホ別イチゴ」とか堂々と呼び込みしていたり、ネカマ(ネット上のオカマ)
もたくさんいる。あと、携帯番号や、ライン、カカオのIDを収集して
いる変な業者(？)もいる。

リアルの世界では、昔からかわらないのが尼崎の
かんなみの「ちょんの間」がいまだにある。
短時間でさっさとする(＝ちょん)から、「ちょんの間」という。
木造二階建ての長屋状の１階の扉が開かれ、中に
売春嬢が座っている、客が気に入ったら、
すぐに２階の狭い、布団がしかれている部屋で、情交
する。シャワーもないから予め入浴なりシャワーを
家でしてから利用するのがエチケットになっている
みたいです。だいたい２０分くらいで、１万円が相場になる。
すませた後、コーヒーなどが出る。建前は、お茶をしにきて、
急に自由恋愛になったということになっている。
安くてそこそこ美形がいるので、かんなみは人気がある
らしい。

今は、どこからどこまでが生業(なりわい)で春を売っているのか、
小遣い欲しさでしているのかあいまいで、線引きはむつかしい。
需要と供給と言えばそれまでだが、避妊、去勢してない猫が
野放しになっているようなエロ人間の世界は、なんでもありな世界
なのだ。